西浦 一滴

夕薄暑脱ぎたるものに躓きて  西浦 一滴




都だに 寂しかりしを 雲はれぬ 吉野の奥の
五月雨のころ
           後醍醐天皇(ごだいごてんのう)
           (新葉和歌集・217)
(みやこだに さびしかりしを くもはれぬ よしのの
 おくの さみだれのころ)

意味・・五月雨の季節は都にいてさえも、陰鬱で寂しい
    思いがするのに、まして山里深く、雲が晴れる
    間もない吉野の奥にいる我が身には、いっそう
    侘(わび)しさが募るばかりだ。

    五月雨の陰鬱さを詠んでいるが、南北朝の対立、
    武家と朝廷との対立、そしてその後に都を追わ
    れた天皇の侘しい心を詠んでいます。

作者・・後醍醐天皇=1288~1339。96代の天皇(南朝)。
     北条氏(鎌倉幕府)を打倒し建武の新政を成立
     するが足利尊氏(室町幕府)により吉野に追わ
     れる。

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