桜井基佐

賤の男が 堅き山田の 一返し 力入れんと
休む鋤の柄
               桜井基佐

(しずのおが かたきやまだの ひとかえし ちから
 いれんと やすむすきのえ)

意味・・賤しい男が山田に一鋤入れて掘り返し、再び
    鋤に力を入れようと鋤の柄に身体を預けて休
    んでいることだ。

    農作業の厳しさに耐えるように、無い力を振
    り絞るために、一時鋤に寄り掛かっている貧
    しい男を描いていますが、農作の時期を迎え
    た春の喜びも感じられます。

 注・・賤し男=みすぼらしい着物をまとった、やせ
     細った者。
    山田=山を切り開いて作った田。山間の田。

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