平兼盛

濁りなく 千代をかぞへて すむ水に 光をそふる 
秋の夜の月        
                  平兼盛

(にごりなく ちよをかぞえて すむみずに ひかりをそうる
 あきのよのつき)

意味・・長い年月を重ねて、濁らないできれいに澄ん
    でいる水の上に、なおも美しい光を加えてい
    る秋の月である。

    藤原頼忠(よりただ)太政大臣の歌合で、庭園
    の「水上の秋の月」の題で詠んだ歌です。

    「千代をかぞへてすむ水」は「黄河は千年に
    一度水が澄み、そして聖人が生まれる」を意
    味しています。そして、その聖人にあたる人
    があなた太政大臣です。どこまでも澄んだ水
    をたたえる池を照らす月の光のように、頼忠
    様の御威光がいつまでも続きますように!と。

    このたびは盛大な歌合せにお呼びいただきあ
    りがとうございます。どうぞ今後とも御贔屓
    のほどよろしくお願いします、が作者の本音
    です。

 注・・濁りなく=汚れがなくて。
    千代をかぞへて=非常に長い年月を重ねて。

作者・・平兼盛=たいらのかねもり。990年没。従五
    位・駿河守。三十六歌仙。

出典・・後拾遺和歌集・251。

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