良寛

嘆けども かひなきもを 懲りもせで またも涙の
せきくるはなぞ
                  良寛

(なげけども かいなきものを こりもせで またも
 なみだの せきくるはなぞ)

意味・・亡くなった子供のことを嘆いても、何のかいも
    ないのに、それが分かっていながら懲りもしな
    いで、また子供を思って涙がこみあげて来るの
    は、どうしたことか。

    疱瘡で亡くなった子の親に代わって詠んでいま
    す。

 注・・せきくる=こみあげて来る。
    なぞ=どうしてなのか。

作者・・良寛=りょうかん。1758~1831。越後出雲崎
    に神官の子として生まれる。

出典・・谷川俊朗著「良寛全歌集」。

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