藤原為守女

降るほどは しばしとだえて むら雨の すぐる梢の
蝉のもろ声
                   藤原為守女

(ふるほどは しばしとだえて むらさめの すぐる
 こずえの せみのもろごえ)

意味・・ざあっとにわか雨が降る間は、蝉の鳴き声は
    とだえていたが、雨が過ぎ去ればたちまち大
    合唱を再会している、梢にいる蝉たちは。

 注・・むら雨=村雨。にわか雨、一しきり強く降っ
     ては止み、止んでは降る雨。

作者・・藤原為守女=ふじわらためもりのむすめ。生
    没年未詳。「十六夜日記」の作者阿仏尼の孫。

出典・・風雅和歌集(大岡信著「名句歌ごよみ・夏」)

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