さそはれて おぼえず月に 入る野辺の 左は小萩
右は松虫
木下長嘯子
(さそわれて おぼえずつきに いるのべの ひだりは
こはぎ みぎはまつむし)
意味・・月の光に誘われて思わず分け入った野辺の、
左には萩の花が咲き、右では松虫が鳴いて
いる。
注・・さそわれて おぼえず月に=月に誘われて
おぼえず、の語順を変えて表現。この事
により「さそわれて」が強調されている。
作者・・木下長嘯子=きのしたちょうしようし。1569
~1649。豊臣秀吉に仕える。和歌は細川幽斎
に学ぶ。家集「挙白集」。
出典・・「挙白集」。
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