清岩正徹


盛りなる 花のよはひを おもふには 老いをや春の
友と見ざらん      
                  清岩正徹

(さかりなる はなのよわいを おもうには おいおや
 はるの ともとみざらん)

意味・・今を盛りに咲いている花の若々しい年齢を
    思うと、花は年老いた私を、春の友とはみ
    ないだろうなあ。

    躍動感のある春は、華麗な花を友とするが
    気力も希望も野心もなく、肉体的にも衰え
    ている私を友とみなさないだろうなあ、寂
    しいなあ。
    
 注・・花のよはひ=花の年齢、花の青春期。

作者・・清岩正徹=きよいわしょうてつ。1381~
    1459。歌僧。

出典・・永享五年正徹詠草 (岩波書店「中世和歌集・
    室町篇」)

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